江戸川区立上一色南小学校でソビーゴを使った研究授業を実施

2018年11月22日、東京都のプログラミング推進指定校である江戸川区立上一色小学校で、「ソビーゴ こどもブロックプログラミング」を使用した研究授業が行われました。

実施したのは3年生の「総合」の時間。「プログラミングをしよう」という単元名で、日常の中でコンピュータやプログラミングが用いられていることを知ることと、コンピュータを意図した通りに動かすためには必要な手順があるということを、プログラミングの体験を通じて学ぶことを狙いとしました。

今回のクラスの児童がプログラミングの授業を受けるのはこれが初めて。まずは先生が、「プログラミングとは何か?」を子どもたちに丁寧に説明しました。それから、日常の中でプログラムが用いられているものを例示し、生活の中のあらゆる場所でコンピュータやプログラムが働いていることを皆で確認しました。

そのあとは、プログラミングにおける「逐次処理(順番に指示を出すこと)」の体験として「人間プログラミング」を実施。児童の一人がコンピュータ役になり、自分の席から先生のいる場所まで、周りの子どもたちが「○○歩、前に進んで!」とお願いをし、うまく先生のところまで行かせてみる、というチャレンジです。

体を動かして「コンピュータへのお願い」を体験した後は、ソビーゴのブロックを使い、絵の描かれたシートの上で、人形を動かす体験をしました。今度は人形をコンピュータに見立て、お願い(コマンド)が描かれたブロックを上から順に組み合わせて、プログラムを作るという活動です。

子どもたちは2人1組や4人1組のグループになり、シートの上で定められたゴールへ人形を動かすことや、自分たちでスタート地点とゴール地点を決めて人形を動かすことを行ない、コンピュータへのお願い(プログラミング)は、1つずつ順番に、正確に伝えることが必要だということを学びました。

本単元は3時間扱いの授業。次回からはアプリの中で人形を動かすことにチャレンジしていきます。

授業者インタビュー

ソビーゴを使った感想は?

色とりどりのブロックは見た目のワクワク感があり、普段はあまり授業に対して積極的ではない児童も、楽しく取り組むことができていました。

体を動かしたり、手を動かしたりする時間も多くあったため、皆前向きに取り組むことができていたと思います。各グループが組んだブロックの例示方法などの細かい授業の進め方については、今後の改善ポイントだと感じています。

こども達の声

・プログラミングは、はじめて見たからつまらないかなと思ったけど、やって楽しかったです。

・身のまわりにあるもの(せんたくき、ゲームき、スマホ)などもプログラミングだということをはじめて知ったのでもっとプログラミングのものをさがしたいです。

スタッフの一言

「情報活用能力育成」の中に位置付けられるプログラミングの授業において、本日の授業はコンピュータやプログラムを身近に感じてもらえる第一歩となる授業だったと思います。カラフルなブロックを用いた授業は、「順序立てる」「正確に伝える」等のプログラミングの基礎をシンプルに指導でき、教科に応用できる「プログラミング的思考」の素地の育成を始めることができたと思います。

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町田市立小山中央小学校でソビーゴアプリを使った授業を実施

2018年12月6日、2020年のプログラミング教育実施に向けて様々な研究授業を行っている町田市立小山中央小学校で、ソビーゴオリジナルのビジュアルプログラミングアプリ「ソビーゴの日曜日」を使用した授業が行われました。

実施したのは第2学年の国語科「お話の作者になろう」という単元。先生がまず「はじめ」と「おわり」の2つの場面を掲示して、子どもたちは「なか」の場面を考え、オリジナルのストーリーを作るという活動です。「ソビーゴの日曜日」の中にあるステージクリエイト機能を使って、1人1人が個性あふれる場面やストーリーを作ることに挑戦します。

「ソビーゴの日曜日」では、条件分岐や論理和論理積などのプログラミングの基礎知識を、海やキャンプ場などのステージ画面を使って学んでいきますが、最後にあるステージクリエイト機能では、背景やアイテムなどを画面上に配置して、自分で自由にステージを作成することができます。作ったステージ上でプログラムを組み、キャラクターを動かすこともできるので、様々な動きのあるストーリーを作ることができます。

児童は、アイテムを置いたり消したりしながら、「海に潜るソビーゴくん」や「川で遊ぶ」などの場面を作っていました。その後、ブロックを組み立て、ソビーゴくんを実際に動かしながらストーリーを考えている子どもたちもいました。

ステージが完成した子ども同士で、どんな場面でどのようなストーリーを考えたのか共有する時間もありました。「海を泳いでお魚たちと遊ぶ」や「パーティをする」といったとても面白いストーリーが浮かんでいました。

ステージ作りを積極的に進める児童が多かった今回の授業。次回以降はストーリーを文章にする活動を進めていきます。ソビーゴ こどもブロックプログラミングは、アプリの学びを活かして様々な教科と絡めた展開をすることが可能です。これからも色々な学校で研究授業を行なっていく予定です。

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中野区立武蔵台小学校でソビーゴロボットを使った研究授業を実施

2018年11月28日、東京都プログラミング教育推進指定校である中野区立武蔵台小学校で、
「ソビーゴ こどもロボットプログラミング」を使用した研究授業が行われました。

実施したのは6年生の「総合」の時間。「プログラミングを作ろう」という単元名で、先日江戸川区でも行った授業と同じく、日常の中でコンピュータやプログラミングが用いられていることを知ることと、コンピュータを意図した通りに動かすためには必要な手順があるということを、プログラミングの体験を通じて学ぶことを狙いとしました。

日常の様々なところにコンピュータやプログラミングが用いられていることを皆で学習した後、ロボットのタイヤを動かすプログラミングに挑戦しました。

ソビーゴロボットは、IchigoJam BASICという簡単なコードをキーボードで打ちこみ、タイヤや腕を動かす教材。
子どもたちは5人のグループになり、一人ずつコードを打ち込んでタイヤの動きを確認していきました。初めてタイヤが動くと、タイヤが「ガーッ!」と回る音と同時に、子どもたちからは歓声が上がりました。

その後、タイヤをどんなふうに動かすと、どんな動きになるのか、その動きのためにはどんなコードを打てば良いのか、
一度自分たちで考えてから、コードを打ち込んで実行してみるというチャレンジをしました。

頭の中で考えたコードと、実際の動きが違うと、子どもたちは何度も考えてコードを書き直し、自分たちなりの答えを導き出していました。

最後の振り返りで、思い描いた動きが実はとてもシンプルなコードで実現できるということが分かると子どもたちは驚いていましたが、プログラムをシンプルにすることもプログラミングの面白さだと気付いた子もいました。

笑い声が絶えなかった今回の授業。次回以降は腕を動かすことにも挑戦していく予定です。

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